シャンパンは、五感で楽しむ飲み物である。まずグラスの底から立ち上る「天使の泡」を眺める。やおらグラスを耳元に近づけ泡のはじける音を聴く。そして香りを吸い込み、口に含んで舌で感触を確かめながら味わう。“酔いたち”の早いシャンパンは、スッと気分を上げるお酒でもある。ほどよく酔いしれると、雲の上を歩いているような、そんな優しい気分にさせてくれる。
私の好きな店、『ウィスキー・キャット』では、6月から「ローランペリエ・ウルトラ・ブリュット」が登場する。「シャンパンは、10℃くらいが美味しいと言われてますが、超辛口のローランペリエ・ウルトラ・ブリュットは、ギンギンに冷やして飲むと、他のものにはまねのできない味わいが楽しめます」とバーテンダーの東ともみさん。シャルドネ(白ぶどう)を100%使った、贅沢なこのシャンパンの気高い風味を楽しんでみよう。
東さんが「パラダイス・ミスト」というカクテルを作ってくれた。パッションフルーツ、ブラッドオレンジ、マンダリンのフルーツベースのウォッカに、ハーブリキュールを加え、そしてローラン・ペリエ・ウルトラ・ブリュットを重ねる。飲んだ瞬間に甘美な香りが、まるで霧がふるように口から鼻へと抜けていく。ビビッドなフルーツの風味を、大人なシャンパンがまとめあげている感じだ。
瀟洒(しょうしゃ)なグラスを手に取り、パブリックスペースで、客としての小粋な空気感を放出できるようになったら、女の伊達ぶりにも格好がついてくるだろう。
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その味覚に気高さを感じるシャンパン。「ローランペリエ・ウルトラ・ブリュット」。
1杯1700円/ウィスキー・キャット |